いいおじいさんの話


いいおじいさんの話


小川未明




美うつく
しい
翼つばさ
がある
天使てんし
が、
貧まず
しげな
家いえ
前まえ
立た
って、
心配しんぱい
そうな
顔かお
つきをして、しきりと
内うち
のようすを
知し
ろうとしていました。
外そと
には
寒さむ
風かぜ
吹ふ
いています。
星ほし
がきらきらと
枯か
れた
林はやし
のいただきに
輝かがや
いて、あたりは一
面めん
真ま
白しろ
霜しも
降お
りていました。
天使てんし
見み
るもいたいたしげに、
素跣すはだし
霜柱しもばしら
踏ふ
んでいたのであります。
天使てんし
自分じぶん
身み
寒さむ
いことなどは
忘わす
れて、ただこの
貧まず
しげな
家いえ
のようすがどんなであろうということを、
知し
りたいと
思おも
っているふうに
見み
えました。
家いえ
内うち
にはうす
暗ぐら
燈火とうか
がついて、しんとしていました。まだ
眠ねむ
時分じぶん
でもないのに
話はな
声ごえ
もしなければ、
笑わら
声ごえ
もしなかったのであります。

アメーバオウンドで作るウェブサイト

テストサイト的な感じで作ってみました。

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